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大谷 健一 OHTANI KENICHI

INTRODUCTION

亀甲編みを中心に盛籠などを製作しています。「くらしの中の竹工芸展」をはじめ数々の展覧会で受賞し、国内外での展示や実演も多数。先人たちの技を受け継ぎ、緻密な計算の上に作られる作品は、揺るぎない評価を受けています。使いやすさを大切に、生活に密着したものづくりを続けてきました。竹の教室の先生、竹製品協同組合の専務理事としても活躍しています。

BIOGRAPHY

1965年
埼玉県生まれ
2003年
大分県竹工芸訓練・支援センター竹工芸科入校
2004年
大分県竹工芸訓練・支援センター研究指導課中堅技術者養成指導研究入校
2005年
油布昌伯氏に師事 竹かご製作工房 竹楓舎主宰
2005年
くらしの中の竹工芸展 別府市観光協会会長賞受賞
2018年
伝統工芸士認定
その他、ニューヨーク、ミラノなど国内外での展示、実演多数

大谷 健一 OHTANI KENICHI

所属・屋号など
竹楓舎
公式サイト
https://www.chikufusha.com/ https://www.instagram.com/otanikenichi__chikufusha/?hl=ja
購入場所
・愉しい食卓 はなやもも ショップ( 冨士屋 一也百 Hall&Gallery内)

MESSAGE 竹と会話しながら、作り進めています

カタチや大きさ、テーブルに置いたときのイメージなど。使いやすさを大切に、日常使いできる竹細工を作る大谷さん。「素材そのものの質感や丈夫さ。見た目よりも重量感があることなど、本物に触れることで感じるものがあるはずです」。日頃、竹製品を使ってこなかった人にも手にとって触れてほしいと語ります。

緻密な計算のもとに作られる竹籠は、別府竹細工の先人たちが築き、継承してきた技術の結晶です。「竹の最大の良さは弾力があること。竹細工を作るのは、人間と竹の戦いです。竹の性質を無視すると歪んでいいものができないので、竹の行きたい方向へ行かせてあげるように作るんです。竹と会話しながら進めています。昔は和室があり、床の間があり、花籠がありました。現代は純和風ではなく、その空間にマッチした作品が求められますね。技術は一度途絶えると復活できません。だから後世にものづくりを伝えていきます」と、技術の継承にも力を入れています。

作品紹介 WORK

  • ボトルかご

  • 盛かご

  • ランプシェード

※掲載は作品の一部です。