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岩尾 一郎 IWAO ICHIRO

INTRODUCTION

100年続く家業「岩尾竹籃」三代目。先代からの技を受け継ぎ「用途ある竹細工」を作る一方、施設の装飾など新しい竹細工にも挑戦。現在は、別府竹製品協同組合の理事長も務められており、別府竹細工の業界全体を支え、若い世代の育成にも情熱を注いでいます。現在は後藤哲律さん、松本綾香さん2人のお弟子さんとともに、全国各地からの注文を受け製作しています。

BIOGRAPHY

1955年
別府市生まれ
1979年
日本大学芸術学部卒業
1985年
パリ日本伝統工芸展に参加 大分県生活デザイン展、別府市竹細工新作展等入賞多数
2000年
伝統工芸士に認定
2002年
(有)岩尾竹籃代表取締役就任
2005年
愛・地球博にて日本政府館の記念品製作
2012年
別府竹製品協同組合理事長就任

岩尾 一郎 IWAO ICHIRO

所属・屋号など
(有)岩尾竹籃
三代目岩尾豊南
MAIL
tikuran@pic.bbiq.jp
TEL
097-722-4074
購入場所
竹工芸 山正(別府市)

MESSAGE 「我々職人はね、新しいものに挑むときが、一番楽しいんだよ」

祖父・父と竹工芸の家系に生まれた岩尾さん。職人として日本各地から受注し、日々商品を製作しています。県外からは料亭の食事や園遊会に使用する籠など、昔はその土地の職人が作っていたものを注文されることが多いとのこと。各地の職人が減っている証拠でもあります。「新しいものに挑むときは楽しいよ。自分の技術でどう作るか、要求を汲みながらどう仕上げるか」と笑顔で教えてくれました。

三代目として、受け継いできた考え方や技術を絶やさないことはもちろん、新しいものを受け入れる姿勢も大切だと言います。「昔は使われてなんぼ、売れてなんぼの世界だった。でも今は、ホテルや施設の装飾も多く、一概に用途あるものだけ作るわけではないよね。新しいものを自分が受けることで、次の若い世代が新たな仕事を受けられる。そんな風につながっていくと思うよ」

作品紹介 WORK

  • 四つ目底ダルマ(花籠)

  • 松茸入れ

  • 菱目朝顔(花籠)

※掲載は作品の一部です。