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亀井 真次 KAMEI SHINJI

INTRODUCTION

代表を務める「手づくり工房かめい」にて、日常品を中心とした竹細工を製作しています。亀井さんは伝統工芸士である父・亀井昇学氏に師事。一時は関西地方で飲食業に就職しましたが、その後帰郷し輸入雑貨の塗装加工、販売などを担当しました。しかし「自分で商品を作りたい」との思いがあり、反対を押し切って訓練校へ入校。現在に至ります。

BIOGRAPHY

1972年
別府市生まれ
1996年
亀井竹芸工業所 入社
2002年
大分県竹工芸訓練支援センター 訓練過程終了
2014年
手づくり工房かめい 代表
2021年
別府竹細工 虎雀会 会長
2024年
別府竹細工 伝統工芸士 認定

亀井 真次 KAMEI SHINJI

所属・屋号など
手づくり工房 かめい
購入場所
【別府市】
竹工芸 山正

MESSAGE 10年後にも使える、長持ちする商品を作る

亀井さんは現在、編み子さん3人と分担して作業を行っています。亀井さんが見本となる型を作り、材料となるひごを採って編み子さんに渡します。編み子さんが編み上げたものを受け取り、縁の籐巻きをする、染めるなどして商品が完成。「最後の工程が一番楽しいです。喜びというより、やっと終わるという開放感ですね」と微笑む亀井さん。100以上ある商品のなかで売れるものが残り、それを見て次の注文が入り、アレンジして商品を作る、その繰り返しだといいます。

「竹は、作った分だけ上達し、素材の善し悪しも触ればわかるようになります。昔、先輩から『見たらわかる、盛り込むな』という言葉をもらいました。私はこれができるぞって技術を盛り込まなくても、見る人が見れば技術はわかるんですね。いただいた要望に応え、作り続けること、形や寸法を揃えること。そしてなにより10年後を見据えて長持ちするもの、しっかりしたものを作るよう心がけています」

作品紹介 WORK

  • ラッピングバスケット

  • 碗かご角

  • 楕円形高台盛かご

  • 六ツ目角かご手つき

※掲載は作品の一部です。