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大谷 良三 OYA RYOZO

INTRODUCTION

大分県杵築市の古民家にて、白竹を使った実用品を中心に制作。2000年には伝統工芸士に認定されました。自らの手で竹の伐り出しから油抜き、天日干しなどの加工を行う日々。大自然に囲まれた環境で、使って楽しめるもの、あったら便利なものを作り続けています。

BIOGRAPHY

1956年
宮崎県生まれ
1985年
大分県立別府高等職業訓練校(現 大分県立竹工芸訓練センター) 修了
修了と同時に岡崎竹邦斎氏に師事
1990年
山香町・豊後高田市・真玉町にて竹細工の教室を開催(2015年まで)
1991年
一級竹工芸技能士 取得
1994年
第31回くらしの中の竹工芸展別府商工会議所会頭賞 受賞
以降受賞9回
1996年
おおいた産業デザイン展デザインウェーブ奨励賞 受賞
2000年
伝統工芸士に認定される
全国植樹祭にて天皇皇后両陛下がおかけになる「お野立処」の装飾に携わる
2006年
ヨーガンレール氏と共同でスツール等の制作を行う
2010年
平成22年度全国伝統的工芸品公募展 財団法人伝統的工芸品産業振興協会会長賞 受賞
杉の井ホテル内装の間接照明を制作する

大谷 良三 OYA RYOZO

購入場所
【別府市】
別府市竹細工伝統産業会館
朱竹堂

MESSAGE 「こんな世界があったのか!」と訓練校の映像に釘付け

東京で生活していたある日、朝のテレビ番組で映し出されたのは訓練校で竹工芸を学ぶ訓練生の様子でした。「こんな世界があるんだ!」と驚き釘付けになった大谷さんは、すぐに見学にいき、翌年には入校。寮に入り、楽しい学校生活を送ったそうです。卒業後は、岡崎竹邦斎氏に師事。「弟子というより、作ったものを見てもらってアドバイスを貰うという感じでした。特に「足剥ぎ」は先生の指導で練習を重ねたおかげでしっかり身についています。」

ドイツ人デザイナーのヨーガン・レールと共にスツールの制作を行ったり、全国植樹祭の装飾に携わったり、ホテルの装飾を任されたり、教室の講師をしたり。これまで様々な活動を展開してきました。現在は受注の制作が多いといいます。「売り物としてお金をいただく以上、きっちり作る。そんな気持ちでやっています。やはり“用の美”を意識して、作っていて楽しいものを作りたいと思っています。」と話します。

作品紹介 WORK

  • ティーテーブル&スツール

  • レターラック

  • 花籠

  • 風鈴 竹短冊

  • かご

  • コーヒードリッパー

※掲載は作品の一部です。